• 2020年07月23日(木) | フィナステリド 副作用 肝機能障害 

フィナステリドを服用すると「肝機能障害」になるという思い込みは違います!

2020年7月23日 | おススメ記事

 

今回は、こんな疑問にお答えします。

薄毛の疑問

フィナステリドを服用すると肝機能障害になると聞いた・・

 

身体の負担が心配だから服用しない方が良いのかな・・・?

先に結論を述べると、

 

フィナステリドを服用することで薄毛の進行を抑制することが出来ますが、薄毛の悩みが緩和されたら止めていい治療薬ではありません。

 

長期的に服用を続けなくてはならない治療薬のため、身体の心配をすることはとても大切なことです。

 

ですが、フィナステリドを服用するイコール肝機能障害になるという考え方は違います。

 

☆本記事の内容

・服用前と服用後に肝機能検査を行った結果

 

・フィナステリドと肝機能障害の関係性

 

この記事を書いている私は自毛植毛の経験者であり、現在もフィナステリドの服用を行っています。

 

肝機能障害とフィナステリドの関係性について詳しく解決しますので、ぜひ最後までご覧ください。

服用前と服用後に肝機能検査を行った結果

フィナステリドについて情報取集していると肝機能障害になるリスクがあるといった記事を見たことはありませんか?

 

【フィナステリド か】と入力するだけど肝機能関連の検索ワードが引っかかってきます。

 

何も知識がないまま何となく見ているとフィナステリドは危険なものと不安になりますよね。

 

私もフィナステリドを服用するかで悩んでいたときに、本当に身体に負担がないのかと心配していました。

 

そこでフィナステリドを服用したら肝機能障害になるのかという疑問を解くために、肝機能の数値がどのように変化していくのか実際に実験してみました。

 

フィナステリド服用前の肝機能の数値

まず、そもそも肝機能障害って何なの?と

 

疑問に感じると思いますが、肝機能障害とは名前の通り肝臓の障害です。

 

肝臓は沈黙の臓器といわれており、症状にはなかなか現れません。

 

発覚するきっかけは健康診断の受診で気づくことが多くALT・AST・γ‐GTPの数値が基準値より高かった場合に判明します。

 

つまり、何かしらの原因でALT・AST・γ‐GTPの数値が上昇してしまうと肝機能障害になってしまうということです。

 

薬剤は肝臓で分解されますので、肝機能障害が発症してしまうと飲んだ薬剤が分解されずに体内に蓄積されてしまいます。

 

そのため、肝機能の数値が上昇してしまうとフィナステリドの服用を中断しなくてはなりません。

※ドクターと要相談です。

服用前の肝機能数値

 

元々肝機能の数値が悪いということもありますので事前に健康診断を受診してきました。

フィナステリド服用後の肝機能の数値

下記の結果は、フィナステリドを服用して3か月経過したものです。

服用後の肝機能数値

 

比べやすいように数値を比較します。

フィナステリドを服用して3か月経過した変化

 

実験を始めてから3か月と短い期間ではありますが、肝機能の数値に異常がなかったのでとりあえずは一安心といったところです。

 

ですが、フィナステリドは長期的に服用をしなければいけない薄毛治療薬のため半年後、1年後にどのように肝機能の数値が変化していくかはまだまだわかりません。

 

今後も実験は継続して、どのように変化していくのか報告していきますので、興味がある方は続報をお待ちください。

フィナステリドと肝機能障害の関係性

 

結果だけ見てしまうと、フィナステリドを服用しても問題ないんだ!と思ってしまうかも知れませんが、この記事で一番伝えたいことは、フィナステリドと肝機能障害の関係性です。

 

冒頭でもお伝えした通り、フィナステリドは長期的に服用を続けなくてはならない薄毛治療薬のため、身体の心配をすることはとても大切なことです。

 

ですが、フィナステリドを服用したら肝機能障害になるという訳ではありません。

肝機能障害を引き起こす原因とは?

薄毛の疑問

健康診断で肝機能の数値が引っ掛かってしまいドクターストップがかかってしまった。

 

フィナステリドなんて服用をしなければよかった・・・ 

 

このような体験をされた方の話はよく聞きます。

 

しかし、本当にフィナステリドの服用が原因で肝機能障害を引き起こしたのでしょうか?

 

私はほとんどの場合、フィナステリドが原因ではないと思っています。

 

理由を解説します!

☆肝機能障害の原因

・B型肝炎

・C型肝炎

・アルコール性肝障害

・自己免疫性肝炎

・薬物性肝障害など

 

B型、C型肝炎はウィルスによるもの、アルコール性肝障害は大量のアルコール摂取によるもの。

 

自己免疫性肝炎は自己免疫の異常によるもの、薬物性肝障害はサプリ、漢方、薬の摂取によるものです。

 

つまり、フィナステリドを長期的に服用することで薬物性肝障害を引き起こしてしまい、肝機能の数値が上昇してしまうことが駄目なんです。

 

元々、肝機能の数値が高かったり他の理由が原因で上昇してしまっている場合は無関係です。

健康診断を受診する大切さ。

もしフィナステリドの服用を悩んでいるのなら、毎年健康診断を受診することをおススメします。

 

服用する前後の数値を比較することができたら安心ですからね。

 

服用する前の数値を把握していないと、肝機能の数値が上昇してしまった際に、何が原因で悪化したのか分からなくなってしまいます。

 

中には服用前の数値が問題なくても、服用後に上昇したら困るんんだよ!と、思う方がいるかも知れません。

 

ですが、フィナステリド配合薬のプロペシアで実施された臨床試験では、肝機能障害が報告された事例は943例の中わずかに2件にとどまっているという臨床結果が出ています。

 

もちろん副作用の心配をすることは大切ですが、0,2パーセントのリスクのために服用しないという選択肢を選ぶことは薄毛を進行させるだけなのでもったいないと個人的には思います。

 

それでも不安にと思う方もいると思いますが、定期的に健康診断を受診しドクターの診察のもと治療を行えば何の問題もありませんよ。

 

私の体験がお役に立てたら幸いです。

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1988年1月22日生まれ 千葉県印西市出身 自毛植毛&AGA治療体験者   千葉県柏市に薄毛専門完全個室美容室『STAY』を開業。 過去6年間で薄毛に悩みを抱えたお客様を5000名以上担当。的確なアドバイスと悩みを解決するヘアスタイルをご提案できる美容師

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