• 2019年02月25日(月) | 医療 女性 抜け毛 薄毛 薄毛の原因 薄毛の種類 薄毛対策 

女性の薄毛の原因と種類とは?改善するための対策を植毛美容師が解説

2019年2月25日 | 薄毛情報

昔は薄毛といえば男性独自の悩みの代表格でした。しかし、今では女性の薄毛の悩みが社会現象と呼べるほど深刻になってきたのです。「女の命」とまで言われる髪を失うことは、女性にとってとてもツラいことでしょう。

この記事では女性特有の薄毛について解説し、対策をご紹介します。

女性の薄毛の原因とは

女性の薄毛といっても、その種類はひとつではありません。むしろ男性型脱毛症が8割以上を占める男性よりも多様な原因で悩んでいると言っても過言ではないでしょう。ここでは女性特有の薄毛について解説します。

加齢による脱毛

20代30代の頃は薄毛に悩んでいなかったのに40代になってから急に薄毛が目立つようになってきた。薄毛が目立って恥ずかしい。一体なぜなのか?

 

薄毛の原因で考えられる理由に『加齢の変化』があります。加齢変化とは、誰にでも生じる老化現象でありホルモンが影響するといわれております。

 

薄毛に悩んでいない30代後半までは毛が太く、髪の毛が伸びる成長期に変化はありませんが、閉経すると髪の毛が細くなり、休止期の割合が多くなり毛の密度が低下してしまうのです。

 

つまり加齢変化による薄毛の原因は、更年期前後の性ホルモンの変化によって休止期の髪の毛の割合が多くなり、成長期が短くなるために髪の毛の数が減少するのです。男性の薄毛と違い、頭頂部が広がるように薄くなるのが特徴です。

女性にも起こる男性型脱毛症

男性の薄毛のほとんどは男性型脱毛症が原因ですが、近年、女性でも男性型脱毛症が発症してしまう例が多発しています。このような症状を、女性男性型脱毛症(以下FAGA)と言います。

 

実は、男性型脱毛症は男性だから発症する脱毛症というわけではありません。男性ホルモンによる脱毛症を男性型脱毛症と呼んでいるのです。そのため、女性でも発症する可能性はゼロではないので注意しておく必要があるでしょう。

 

男性の場合、M字ハゲやてっぺんハゲになるのが特徴なのに対し、FAGAは頭皮全体が薄くなるのが特徴です。これは、双方の原因物質である悪玉男性ホルモン、ジヒドロテストステロン(以下DHT)の発生する箇所が違うことに起因しています。男性の場合、DHTは毛乳頭付近に存在するⅡ型5αリダクターゼによって生成されます。Ⅱ型5αリダクターゼは、前頭部や頭頂部に集中して存在するため、M字ハゲやてっぺんハゲ、U字ハゲに発展してしまうのです。

 

一方FAGAの場合、皮脂腺付近に存在するⅠ型5αリダクターゼによってDHTが生成されます。Ⅰ型は頭皮全体に存在するため、FAGAは全体が薄くなってしまうのです。

髪染めやパーマによる頭皮ダメージ

女性は男性以上に髪型で容姿を整えます。
髪を染めたり、パーマをかけたり、ウィッグやエクステでボリュームアップしたり……

 

そこで気をつけなくてはいけないのが、頭皮へのダメージです。髪に頻繁に負担を与えてしまうと、髪はダメージでボロボロになり頭皮のバリア機能としての役割を全うできなくなってしまいます。

 

その結果、雑菌の繁殖や紫外線によって頭皮が傷み、抜け毛へと発展してしまうのです。そのため、回復力がある若い内はともかく、歳を重ねてきたら、落ち着いた髪型をするのがいいでしょう。また、髪を染める時はできるだけ美容院で丁寧に染めることを心がけるようにしてください。

 

休止期脱毛症とは

休止期とは、髪の毛が成長する成長期が終わり自然脱毛として髪の毛がいつ抜けてもいい時期のことで、正常では3ヵ月程度続き、髪の毛全体の約10パーセントが休止期です。休止期脱毛症とは、休止期が3ヵ月以上続き休止期から成長期に戻らないことで脱毛の発生や毛の密度が低下する脱毛症のことです。

休止期脱毛症は以下の3つに分類されます。

①急性休止期脱毛

②慢性びまん性休止期脱毛

③慢性休止期脱毛

 

急性休止期脱毛とは、

成長期のヘアサイクルだった毛髪が急激に休止期に移行してしまう症状です。原因として考えられることは、無理なダイエットや男性が絶対経験することがない産後薄毛です。急激なダイエットは、摂食障害や鉄不足によって脱毛を引き起こす原因とされており、妊娠、出産は女性ホルモンのバランスが大きく崩れる時期でもあります。

 

このホルモンバランスの乱れが、薄毛へと繋がる要素になります。

 

女性ホルモンは大きく分けて「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つ。その内エストロゲンは髪の成長を促したり、髪を美しく保つ役割があるのですが、出産後はその分泌量が大きく減ってしまうのです。産後のホルモンバランスは自然に回復していくため、健康的な生活を送っていれば髪も元通りに戻ります。

 

しかし、ここで不健康な生活を送ってしまうと、ホルモンバランスの乱れは中々回復しません。抜けた毛根が元に戻らなくならないように、できるだけ健康な生活習慣を送るようにし無理なダイエットは控えましょう。

慢性びまん性休止期脱毛とは

6ヵ月以上かけて進行し、頭頂部のみにとどまらず全域に薄毛になります。慢性びまん性休止期脱毛の原因は、内臓疾患などです。

・糖尿病

・甲状腺機能低下症

・栄養障害

・慢性腎不全

・肝機能障害など

内臓疾患の家族がいる場合は、早期に発見し治療をすることによって。回復する可能性のある症状です。

慢性休止期脱毛とは

急性休止期脱毛は急激に成長期から休止期に移行されますが、慢性休止期脱毛は、半年以上かけてゆっくりと脱毛していく症状です。20~45歳の壮年期の女性に多い脱毛症です。

女性の薄毛の対策方法とは

急性休止期脱毛による薄毛の場合、食生活の改善や出産後半年経過で正常に薄毛の悩みが回復するなど、特に治療をしないで済む脱毛も存在します。一方他の脱毛の場合、薄毛対策が必要となります。

この章では対策方法について解説致します。

 

まず、対策方法を始める前に自身がどのような理由が原因で薄毛になってしまったのかを知る必要があります。むやみやたらにネットの情報を信じて色々試してみたが効果がないと悩まれる方は多いです。そうならないためにもまずは、かかりつけの病院や美容師に相談してみることがいいと思われます。

※症状が重症の場合は、必ず専門のドクターに診察してもらいましょう。

自宅で出来るホームケア

薄毛治療は毎日の積み重ねになります。まずは、基本的改善として生活習慣の見直しをおススメします。生活習慣には睡眠、食生活、無理なダイエット、禁煙などが含まれます。どんなに画期的な治療法を行っても基本である身体の健康が乱れていては効果は発揮することができません。

 

生活習慣を見直し、自分の頭皮に合ったシャンプーを使用する。そして、適度にクレンジング剤で毛穴の汚れを除去し、栄養を与えていきましょう。

①生活習慣を正す。

②自分の頭皮に合ったシャンプーの使用

③頭皮クレンジング

④育毛剤

美容行為

医療行為に比べ、美容行為は即効的な改善は望めません。しかし医療行為の場合、保険適用外のため費用が高くかかってしまい、また副作用の不安なども付きまといます。美容室で行うヘッドスパや頭皮クレンジングはリラックス効果を高め自律神経を整えることができます。

①頭皮ケアやヘッドスパ

②成長因子FGF-7の栄養を注入

③低出力レーザー

医療クリニック

何よりも改善を第一と考えるのであれば、医療治療に勝るものはありません。頭皮に直接塗布する外用薬(発毛剤)、服用して治療する内服薬、針を使って治療するHARG療法、手術をして改善する自毛植毛などが存在します。

 

男性の薄毛の場合、厚生労働省が効果を認める有効成分フィナステリドやデュタステリドを含有した医薬品を服用することで抜け毛を抑制することができるのですが、これらの有効成分は女性に対して強い副作用を持つためFAGAの症状には使用することができません。医療治療を検討の方は、一度クリニックで相談しましょう。

①外用薬ミノキシジル

②内服薬パントガール

③HARG療法

④自毛植毛

 

まとめ

女性の原因は男性の薄毛に比べ、多様に存在するため、自分の症状に有効な対策を見つける必要があります。

女性の薄毛の代表的な要因は、

・産後のホルモンバランスの変化

・加齢による老化

・女性男性型脱毛症による影響 

・ 頭皮ダメージによる薄毛

 

産後薄毛はホルモンバランスが戻ると徐々に元通りに戻りますが、ホルモンバランスが崩れている状態のまま乱れた生活習慣を送っていると、完全に元通りに戻らず、薄毛が残ってしまう可能性もあります。 産後薄毛が確認されたら、できるだけ健康的な生活習慣を送るようにしましょう。

 

頭皮ダメージによる薄毛は、ダメージを如何に受けずにオシャレをするかがポイントになります。 予防するためには、頭皮に負担のかかる髪染めやパーマを控える、髪染めを行う時は自分でやるのではなく、プロの美容師に丁寧にやってもらうようにすることが重要です。

 

FAGAによる女性の薄毛は、フィナステリドやデュタステリドを服用することができないので医療行為検討の方は一度皮膚科やAGAクリニックに行き、医師に相談してみるといいでしょう。


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