シャンプーで抜け毛予防?継続できる薄毛対策とは
植毛美容師こと三上辰徳です。
詳しいプロフィールは、こちらから
今回は【シャンプー選びが大切な理由】について解説していきます。
薄毛の原因の多くは、遺伝と男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)の影響であるAGA
薄毛になりやすい性質は、遺伝するというデータが発表されており、親族や親戚に薄毛が多い方は自分自身も薄毛になるという噂も、真実みがあるのではないでしょうか。
しかし、親族や親戚に薄毛がいなくても、自分だけ薄くなってしまうという方も存在するため、一概に薄毛の全てが遺伝と男性ホルモンの影響とは言い切れません。
そういった方の薄毛の原因には、頭皮環境の悪化、生活習慣、睡眠不足、不規則な食生活、禁煙、無理なダイエットなどがあります。
シャンプーの目的とは
■シャンプーで髪の毛が生えることはない!?
まず始めに、はっきりと述べますが自分に合ったシャンプーを使用したところで、なくなってしまった髪の毛をシャンプーの力で発毛することなどはできません。
シャンプーの目的
・頭皮の環境をよくすること
・髪の毛についた汚れを取ること
自分に合ったシャンプーを使用することで頭皮の汚れや髪の毛の汚れを取り除くことができるため『抜け毛予防』に繋げることができるのです。
■サボらず続けることが出来る万能アイテム?
シャンプーよりサボらず簡単に続けることが出来る育毛方法なんて存在しない!
薄毛や抜け毛の根本的な解決を望むなら、AGA内服薬や自毛植毛を行うことが望ましいでしょう。育毛剤や発毛剤の継続的な使用によって、抜け毛抑制、ボリュームアップなどの改善が期待できる場合などもあります。
しかし、どの薄毛予防や改善の選択肢を選んでも、必ず費用と継続と副作用の心配は付きまとうもの
特に男性は、すぐに効果が出ないことを続けることが出来ない生き物のため、継続が続かなく断念してしまう方が後を絶ちません。
※もちろん続けることが出来る方もいます。
カツラや増毛のように当日に変化がでるような薄毛対策は別ですが、他の薄毛予防や改善の選択肢を選んだ場合、効果や結果を得るために半年間は要します。
一方、シャンプーはどうでしょうか。根本的な解決や目に見える変化を期待することはできませんが、毎日の習慣で自然と『シャンプー』を行っている方は多いハズです。
新しい習慣や動作を取り得れる場合、継続が続かずサボり癖が付きやすいという難点があります。
習慣させている動作の中に『自分に合ったシャンプーを使用』というアイテムを追加するだけで、【自然と頭皮環境が整い、抜け毛予防に繋がる】と考えれば簡単だと思いませんか?
■高いシャンプーが良い訳ではない
シャンプーの話題をすると、必ずこのように反応をする方がいます。「自分は高いシャンプーを使っているから大丈夫!」「ノンシリコン使ってるから自分は安心!」ここに大きな誤解があります。シャンプーは高ければいいというものではないのです!
高級シャンプーの性能が高いのは間違いありません。しかし、その性能が特化している場所によっては、かえって頭皮にダメージを与えてしまうこともあるのです!
シャンプーを選ぶ際に重要なのは、値段ではなく、自分に合っているかどうか。それを知るためには、まずは自分の頭皮の環境について知る必要があります。
自分の頭皮の状態を知ろう
頭皮環境の種類は、大きく2つに分けられます。
ひとつが乾燥肌。
もうひとつが脂性肌です。
乾燥肌に脂性肌用のシャンプーを使用すると、頭皮は刺激で傷ついてしまう場合があります。逆に、脂性肌に乾燥肌用のシャンプーを使用すると、汚れが十分に落ちず、頭皮は日に日に不潔になってしまうかも知れません。
自分の頭皮環境を理解せずにシャンプーを選ぶことは、頭皮を傷つけることに繋がるのです!
■乾燥肌の頭皮とは!
乾燥肌の頭皮とは、皮脂によるコーティングがほとんど行われない頭皮です。よく、頭皮に皮脂が溜まると細菌が沸いて髪が抜けるという話があります。しかし「自分は乾燥肌だからよかった!」と安心してはいけません。乾燥肌は乾燥肌なりの問題があるのです。
その問題とは、皮脂少なすぎるという問題です。頭皮の皮脂は、ただ不潔な存在というわけではありません。頭皮を雑菌や紫外線から守るバリアとしての役割もあるのです。そんなバリアが薄い乾燥肌の方は、雑菌や紫外線からの攻撃に弱いといえるでしょう。
さて、そんな乾燥肌の人にオススメのシャンプーは、洗浄成分にアミノ酸系界面活性剤を使用したシャンプーです。市販のシャンプーのほとんどは石油系や高級アルコール系の洗浄成分を使用しています。これらの洗浄成分は安価で手に入るのに洗浄力が強く泡立ちが良いというメリットがありますが、一方で刺激が強い上、洗浄力が強すぎてバリア機能として働く皮脂まで洗い流してしまいます。
一方アミノ酸系洗浄成分は、洗浄力が弱いため、頭皮の皮脂を全て洗い流すことができません。頭皮の一番外側にある、古い皮脂だけを流すことができる程度です。しかしそこが乾燥肌の人にとってはありがたいところ。最低限のバリア機能を残しながら、頭皮を清潔にできるため、頭皮の環境を守ることができるのですから!
自分が乾燥肌だと感じた方は、アミノ酸系のシャンプーを購入することをオススメします。
■脂性肌の頭皮とは!
脂性肌の頭皮とは、皮脂でベタベタになりやすい頭皮です。
前述した通り、皮脂にはバリア機能としての役割もありますが、脂性肌の人の皮脂の量はバリアの域を超えています。
酸化した皮脂は常在菌のマラセチア菌が異常繁殖してしまう要因になるため、しっかり落とすようなシャンプーを使う必要があるでしょう。
脂性肌の方の場合、シャンプーはアミノ酸系にこだわらなくてもいいでしょう。
ベタ付きの程度にもよりますが、高級アルコール系のシャンプーを使用した方がいいというケースも存在します。
高級アルコール系の刺激が気になるという方は、アミノ酸系のシャンプーがオススメ。
ただし、アミノ酸系の中でも洗浄力の強いグリシン系やサルコシン系の洗浄成分を使用したシャンプーを探すといいでしょう。
見分ける方法は、カンタン。成分表の中に、グリシンやサルコシンという言葉が入っていればOKです!
脂性肌は、不潔になりやすいため、しっかりと洗浄する必要があります。
しかし洗いすぎると、バリア機能まで失ってしまうため、適度に洗浄するようにしましょう!シャンプーを変えるタイミング
シャンプーの相性、変えるタイミング
■相性の良いシャンプーとは
■相性の悪いシャンプーとは
使用していて【悩みを感じてしまうもの】です。
現在使用しているシャンプーで悩みを感じていないのであれば、それはあなたにとって相性の良いシャンプーということです。一方、どんなに高価なシャンプーだろうが悩みを感じてしまうのであれば、あなたにとってそのシャンプーは、相性が悪いということです。
■シャンプーを変えるタイミングとは
シャンプーを変えるタイミングは以下の通り。
☑購入したシャンプーが相性の悪いシャンプーだった場合
☑季節の変化により頭皮状態の変化
相性の悪いシャンプーと感じたのならば、すぐに使用を中止し、違うシャンプーに交換しましょう。せっかく購入したのにもったいない、なくなってから交換しようと考えてしまうと思いますが、相性の悪いシャンプーを使っていても何ひとつプラスになることはありません。
頭皮の環境状態は、季節によって異なり夏の時期は脂っぽくなるので脂性肌、冬の時期は乾燥するので乾燥肌など変化することが多いです。理想は、同じシャンプーを継続的に使用することですが、頭皮の状態や変化が見受けられたら、一時的にシャンプーを変更することも大切です。
■理由がなく変えるのはダメ
相性が悪いわけでもなく、シャンプーがなくなるたびに違うシャンプーに変更することはおススメしません。
なぜなら、毎回コロコロ商品を変えてしまうと自分に合っているのか、合っていないかを判別することができないためです。下記のような理由で変えているのならば理由なく変えるのはやめましょう。
- なんとなくで変更
- 使用しているシャンプーがなくなったから
- 効果がイマイチ分からないから
- 同じようなシャンプーを別で見つけたから
特にですが、効果がイマイチ分からないからという理由で変えてしまっているのは非常にもったいないです。
シャンプーの目的で述べたように、シャンプーを変えたからといって発毛することはありません。目的は、清潔な頭皮環境を保つためです。
痒み、フケ、ベタつき、抜け毛がないにも関わらず、効果がわからないからといった理由で変えるのは、相性の良いシャンプーなのにわざわざ変えてしまっているということです。
薄毛に悩む方にとってシャンプーとは、変化がないこそ正義なのです。
トリートメントは必要ない
薄毛に悩むお客様で、トリートメントを使用されている方が多く驚かされています。個人的な考えとして薄毛に悩む男性にとってトリートメントは、使用する意味なしと考えております。
それは一体なぜか、
トリートメントの主な目的とは
・髪の毛にツヤを与えること
・手触りをよくすること
薄毛に悩む方にとってツヤは必要か、手触りは必要なのか。
先に結論を述べると、【不要】です。
カラーやパーマを繰り返し髪の毛が傷んでしまった。又は、ロングのスタイルの場合などは毛先にトリートメントをつけることは必要でしょう。
しかし、薄毛に悩んでいる方のほとんどは、短髪のヘアスタイルだと思います。女性がトリートメントを使用するのと、薄毛の人がトリートメントをするでは、意味合いがまったく違うのです。
小さい頃からトリートメントを使用するといった習慣が、自然と出来てしまっている人が多いためか【トリートメントの意味や目的】を理解せずに薄毛になってしまった現在もなんとなくの理由で使用してしまっているのです。
問題なのは、毛先に付けているのではなく根元にトリートメントを付けてしまった場合です。
短髪のヘアスタイルの場合、なんとなく適当に使用する方が多いため、根元にトリートメントが付いてしまいます。
頭皮環境の悪い頭皮
現在では、地肌の汚れを取るための根元に塗布するトリートメントなども販売しておりますが、市場に出回っているトリートメントの9割以上が毛先に使用するものです。
では一体、毛先につけるトリートメントを根元につけてしまったらどんなことが起こるのか?
トリートメント剤に含まれている成分は、ツヤや手触りをよくするために【カチオン界面活性剤】【油性原料】などが含まれています。つまり、清潔にしないといけないハズの毛穴に、油性原料などの毛穴の汚れとなってしまうものをすりこませてしまっているということです。
せっかくシャンプーで清潔にしたのにも関わらず、意味のないトリートメントで毛穴を汚してしまっては本末転倒です。そういった理由で、トリートメントは不要です。
まとめ
・シャンプーで発毛することはない
・サボらずに続けることができるアイテム
・高いシャンプーが言い訳ではない。
・悩みがなければ継続して使用する
・悩みがあるのなら変更する。
・トリートメントは必要ない。
・自分の頭皮の状態を知る。乾燥か油性か。
育毛を継続するのが苦手な方でもシャンプーは毎日出来る簡単な頭皮ケアになります。自分に合ったシャンプーを使用し頭皮環境を整え、汚れが溜まらないように意識しましょう!育毛剤の浸透も良くなりますよ!
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