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【HARG療法のメリット デメリット】を植毛美容師が解説!

2019年1月10日 | 薄毛情報
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植毛美容師 三上辰徳
1988年1月22日生まれ 千葉県印西市出身 アスク井上クリニックで自毛植毛を実体験 現在は、毛髪診断士&植毛美容師として活動 都内2店舗、県内2店舗の美容室を経験後、薄毛に悩むお客様にとって「必要とされる存在」でありたいと、千葉県柏駅に『美容×医療』をコンセプトにした完全個室美容室『STAY』をオープン 過去4年間で薄毛に悩みを抱えたお客様を5000名以上担当 的確なアドバイスと悩みを解決するヘアスタイルをご提案できる美容師

今回は、こんな人に向けた記事です。

薄毛の疑問

HARG療法とはどんな治療法なの?

効果はあるの?

先に結論を述べると、

植毛美容師

HARG療法とは、

HRGEカクテルの成長因子を注入することによって

毛母細胞の活性を促し、髪の毛を増やしたり、抜け毛を防止する治療法のひとつと言われております。

効果もありますが、

やはり、メリット、デメリットも存在します。

この記事では、薄毛治療の選択肢【HARG療法】について解説していきます。

・HARG療法とはどんな治療法?

HARG治療とは、

医療機関のみで行うことが出来る毛髪再生医療のことです。

エレクトロポレーションによる浸透法は、美容室でも行うことができます。

エレクトロポレーションの記事はこちらをご覧ください。

 

HAGEの名称の由来は、

Hair  Regenerative  theraphy

【毛髪再生医療】の頭文字をとった略称です。

 

エレクトロポレーションを使った手法、注射針を使わないMEDJET(メドジェット)などありますが、主に『パピュール法』と呼ばれる注射針で直接頭皮にHRGEカクテルの成長因子を注入して毛包の活性を高めるといった医療行為のことです。

髪の毛は、毛母細胞の機能が低下してしまうと毛髪の成長が抑制させてしまいます。

毛乳頭を取り巻くように存在する毛母細胞が絶えず分裂、増殖を繰り返すことによって髪の毛を生み出すのです。
毛乳頭がないと髪の毛は、生えません。

毛乳頭の数は生まれたときから決まっており、生後新たに新しい毛乳頭ができることはないといわれております。

つまり、毛乳頭が衰えると毛母細胞の活性が弱くなり、毛髪の数も減ることになります。

 

育毛剤、発毛剤は、

頭皮に有効成分を塗り込み、皮膚から内部へ浸透させることで薄毛に作用されます。

しかし、

頭皮には、バリア機能の働きで、外部からの異物や刺激が体内に入り込まないように保護されています。

自然塗布では、髪の毛を成長させる毛母細胞まで栄養が届かないため、

効果的に栄養を頭皮の中に直接注入するために

【HARG療法】が開発されたのです。

 

HARG療法の手法について

 

パピュール法とは

注射針で頭皮に成長因子を注入する、HARG療法では最もポピュラーな方法です。
表皮と真皮の間に治療薬を注入し有効成分を浸透させます。
治療効果に期待が持ちやすいというメリットがあります。
しかし、デメリットとしては、治療の際痛みを伴う場合があり麻酔が必要になります。

 

メドジェット法とは

メドジェット法は、針を使わずに炭酸ガスの圧力を利用し、炭酸ガスの噴射による圧力で先端30ミクロン(0.03mm)の穴から薬剤を皮膚の中に散布する医療機器です。針を使った注入法と比べて感じる痛みが軽減されるといわれており、麻酔なしでの施術が可能です。

 

他にも、

ナパージュ法、フラクショナルレーザー法、ダーマローラー法などの手法が存在します。

 

では、

HARG療法で使用される【成長因子】とは一体どのようなものなのでしょうか。

・HARGカクテル成長因子とは?

成長因子とは、

グロースファクター(GF)とも呼ばれる、特定の細胞の増殖や分裂を促進する内因性タンパク質の総称であり細胞増殖因子と言われているもの。

 

HARGカクテルとは、

HARG治療で使用されるHARGカクテルという物質は、AAPEと呼ばれる成長因子群を含有しています。
AAPEは、Advanced Adipose-derived stem cell Protein Extractの略称です。
日本では、幹細胞抽出増殖因子タンパク質と呼ばれています。

 

その名の通り、幹細胞(脂肪幹細胞)の上澄み部分から抽出されたAAPEは、細胞増殖に関わる約150種類もの成長因子を含んだいわば成長因子の集合体。
これが、頭皮の中で毛根や毛包幹細胞に刺激を与え、発毛、育毛を促進するのです。

化粧品に配合されたり、美容医療で使用されたり、若返りのカギとして近年注目されている物質です。

AAPEにはヘアサイクルを調整する働きもあるため、発毛だけでなく抜け毛予防としても力をはっきしてくれるでしょう。

では、AAPEに含まれる成長因子にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

代表的なものをご紹介します。

 

VEGF(血管内皮成長因子)

血管内皮細胞の増殖、新生を促す成長因子です。
発毛に大きく関わっており、発毛効果があると厚生労働省が認める医薬品有効成分ミノキシジルを頭皮に塗布した際に、分泌されることでも知られています。

特に注目されているのが血管新生作用。
これは、その名の通り血管を新しく作る作用のことです。
活動をしなくなってしまった毛根に新しい毛細血管から栄養が運ばれることで、刺激を受け、毛根が活動を再開するなど、発毛作用に影響を与えます。


FGF-7(繊維芽細胞増殖因子)

繊維芽細胞と呼ばれる細胞の増殖に関連する成長因子です。
23種類ある繊維芽細胞増殖因子の内、育毛に重要になってくるのはFGF-7。
別名KGFと呼ばれるケラチノサイトを増殖するものです。

KGFの育毛における役割は、毛母細胞の分化と増殖を促進すること。
毛包の発生やヘアサイクルの周期調整にも重要な役割があるとも言われています。

いずれにしても育毛や発毛において、必要不可欠な因子と言えるでしょう。


PDGF(血小板由来成長因子)

炎症や創傷の治癒、血管新生に関与する成長因子です。
骨髄にある血小板の元になる細胞から放出されています。

髪の毛の元を生産する毛包幹細胞を活性化させる働きがあるため、活動を休止している毛根を再び活動させるのに役立ちます。
また、頭皮の炎症を抑えるため、炎症が原因の抜け毛も防ぐことができるでしょう。

 

・成長因子の入っている育毛剤が少ない理由

副作用もなく、ミノキシジルと同等な効果があるのであれば、成長因子の入った育毛剤を日常的に使用すればいいのではないかと思う方もいらっしゃると思います。

しかし、現実的ではない2つの理由があります。

①純粋にヒト成長因子(FGF-7、VEGFなど)を作ろうとすると比較的高価になってしまう。

②良質な成長因子は、冷凍乾燥品のため日持ちしない。

 

私の店舗でも、

NPO法人日本EGF協会】で様々な基準をクリアした『FGF-7』の販売を行っていますが、

価格が、60mlの内容量で18000円(税別)

一度開封した瓶は、必ず冷凍保存し、一か月を目安に使い切るようにと販売しております。

なぜなら、

常温放置や長期使用の場合、効果が弱まってしまうためです。

 

良質な成長因子は高価なため、ミノキシジル配合商品より値が張ってしまうのです。

また、日持ちしないため流通販売に向いていないといったことが、

成長因子の入っている育毛剤が少ない理由です。

 

否定はしませんが、上記の理由のため、成長因子配合の育毛剤とうたっている商品を目にしたら疑ってみてもいいかと思います。

もちろんですが、クリニックから購入、正規流通であれば品質の保管をしっかり行っているので問題はないと思われます。

・HARG療法のメリットについて

HARG療法のメリットは、

頭皮に直接成長因子を注射する方法は塗るタイプの『浸透しづらい』というデメリット、

飲むタイプの『頭皮ではないところで効果を発揮する場合がある』というデメリットの両方を解消する手法です。

患部に直接注入するので、成分を必要な分だけ作用させることができまます。

 

また、成長因子という、身体に直接作用する物質を注入するため、より効率的に薄毛に作用するのです!
さらに、男女共に使用することが可能であり、成長因子は体内で生産される物質なので、副作用も心配ありません!


・HARG療法のデメリット

HARG療法のデメリットは、

費用が高額であることがあげられます。

FGF-7の料金が、60mlで18000円とお伝えしましたが、HARG療法を行っているクリニックでは、冷凍乾燥品のHARGカクテルを患者ごとに処方しているため、一回の施術で約7万ほどかかります。

 

月に2回の注入を6週間コースなどで行われているクリニックが多いため、

継続的にHARG療法を行った場合、70万以上の費用がかかってしまいます。

 

また、常に一定以上の組織内濃度が必要なので、

頻回に適応することが必要のため、月に2度の処方で、効果が得られるのかは不明です。


 

・まとめ

・HARG療法とは、主に注射針を使って体内にHARGカクテルを注入して、毛母細胞の活性を高めるもの。

・痛みを軽減するために、針を使わない、MEDJET(メドジェット)法もある。

・成長因子とは、グロースファクター(GF)とも呼ばれる、特定の細胞の増殖や分裂を促進する内因性タンパク質の総称であり細胞増殖因子と言われているもの。

・HARG治療で使用されるHARGカクテルという物質は、AAPEと呼ばれる成長因子群を含有している。

・成長因子の育毛剤が少ないのは、価格が効果なため。日持ちしないため。

・男女ともに施術が可能であり、副作用がないといったメリットがある反面、高額であるといったデメリットが存在する。

 

塗る育毛剤も飲む育毛剤も、塗布した量や摂取した量がすべて患部で働くとは限りません。

より効率的に髪を復活させるなら、患部に直接成分を注入する選択もありだと思われます。

 

デメリットも理解し、自分に合った薄毛治療の選択を選ぶことが、望ましいでしょう。

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植毛美容師 三上辰徳
1988年1月22日生まれ 千葉県印西市出身 アスク井上クリニックで自毛植毛を実体験 現在は、毛髪診断士&植毛美容師として活動 都内2店舗、県内2店舗の美容室を経験後、薄毛に悩むお客様にとって「必要とされる存在」でありたいと、千葉県柏駅に『美容×医療』をコンセプトにした完全個室美容室『STAY』をオープン 過去4年間で薄毛に悩みを抱えたお客様を5000名以上担当 的確なアドバイスと悩みを解決するヘアスタイルをご提案できる美容師

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