• 2018年11月26日(月) | FGF-7 エレクトロポレーション 発毛 育毛 薄毛 薄毛対策 電気穿孔法 頭皮 

【成長因子FGF-7 エレクトロポレーションのメリットデメリット】を植毛美容師が解説!

2018年11月26日 | 薄毛情報

今回の記事はこんなに向けた人に向けた記事です。

薄毛の疑問
AGAの内服薬は抵抗ある。育毛剤も効果ないし、おススメの薄毛対策はない?

結論から先に述べると、

植毛美容師
エレクトロポレーションを使った成長因子FGF-7の塗布がおススメです。

この記事では【成長因子FGF-7 エレクトロポレーションのメリットデメリット】について解説します。

美容室でも施術可能な最新技術とは

科学は日に日に進歩を続けていますが、薄毛治療もまた日進月歩で研究が進められています。昔では考えられないような薄毛の治療法も、現代の科学では実現できるのです。

 

成長因子(グロースファクター)による治療もその内のひとつです。成長因子とは、細胞の増殖や分化を促進するタンパク質の総称のこと。

 

医療クリニックでなくとも取扱可能なため、成長因子のひとつであるFGF-7をエレクトロポレーションと呼ばれる技術で施術することが出来るのです。

成長因子FGF-7の効果と役割!

成長因子とは、動物の身体における特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質。

 

化粧品や美容医療などで、近年話題の因子です。成長因子と一言で言っても、その種類はかなり豊富。代表的なものでも10種類以上存在し、それぞれが自分の担当する細胞に対して影響を及ぼすように働きます。中でも育毛に重要になってくる成長因子はFGF-7です。

 

FGF-7とは、繊維芽細胞という細胞の増殖に係わる因子のこと

繊維芽細胞とはコラーゲンやエラスチンと言った皮膚づくりに重要なタンパク質を作る細胞。中でもケラチノサイトというヘアサイクル(髪が生まれてから抜けるまでの周期)を調節する働きが、育毛に重要とされています。ちなみに、このFGF-7は発毛剤として有名なミノキシジルを塗布した時に分泌される物質です。

 

つまりFGF-7を塗ると言うことは、ミノキシジルを塗らずに効果だけをゲットできることに繋がるのです。しかし、現実はそう甘くはありません。FGF-7を頭皮に塗っても、浸透するのはせいぜい表皮の浅い部分にある角質層まで。毛母細胞まで浸透しなければ、髪を生やすことはできないのです。

FGF-7 60ml 18000円 税別

自然塗布では効果が得られない

どんなに高価な発毛剤や良質なFGF-7を頭皮に塗布しようが、毛母細胞に栄養が浸透しなければ発毛の効果を得ることができません。

 

肌にはバリア機能があり、体内の水分を逃がさないようにしたり外からの異物や刺激を体内に取り組まないように保護しているため単純塗布では毛乳頭に栄養が届かないのです。そこで、役に立つのがエレクトロポレーション

バリア機能は表皮の働き

エレクトロポレーションについて!

FGF-7がいくら効果的でも、患部に浸透しなければ発毛することはできません。しかし一般的に、頭皮に化粧水や育毛剤を塗り込んでも、毛母細胞まで浸透させることはできないのです。ではどうしたらいいのでしょうか。

ひとつの手段として、注射があります。しかし注射の場合、頭皮に傷をつけてしまうことになりますし、何度も施術すると逆に頭皮を傷めてしまうかもしれません。そこで出番なのがエレクトロポレーションです!

 

エレクトロポレーションとは、美容の分野で活躍する「針を使わない注射」です。皮膚に特殊な電気パルスを送ると、その瞬間皮膚に小さな穴が開きます。その穴にFGF-7の栄養を入れることで、角質層までしか浸透しなかった成分を肌の奥まで浸透させることができるのです。

 

注射と違って、頭皮を傷つけることがないので、安全性の高い手法と言えるでしょう。

エレクトロポレーション機器

育毛剤、発毛剤との違いについて

ここまで成長因子FGF-7とエレクトロポレーションによる薄毛治療について解説してきましたが、従来の育毛剤による治療や発毛剤による治療と何が違うのでしょうか?

 

育毛剤による治療は、成分を塗布することで頭皮から浸透させ、髪を太く抜けづらく育てるのが一般的です。頭皮の奥でFGF-7の分泌を促進させる有効成分アデノシンを含有したものもあります。しかし残念なことに、これらの育毛剤は角質層までしか浸透しません。せっかく素晴らしい能力をもった成分であっても、その大半は力を発揮できないのです!

 

当店で行う成長因子治療では、エレクトロポレーションを使用することで頭皮の奥深くまでFGF-7を送り込むことができます。その結果、より効率よく頭皮にいい成分を注入することができるのです!

 

では、発毛剤についてはどうでしょうか?ミノキシジルのように頭皮に塗るタイプの発毛剤は、育毛剤と同様に能力を十分に発揮できないデメリットがあります。一方フィナステリド、デュタステリドのように内服するタイプの発毛剤は、体内に取り込んでいるため100%効果が発揮できるでしょう。

 

しかし、発毛剤は医薬品です。つまり、大きな副作用がリスクが存在するということ!フィナステリドやデュタステリドは、EDや肝臓へ負担をかけるという副作用がありますし、女性は使用することができないのです!

 

FGF-7は体内で分泌される成長因子。つまり、副作用の心配がありません。副作用が心配な方や女性の方は、発毛剤よりも成長因子を利用した治療の方をオススメします!

メリットデメリット

成長因子のメリット

・副作用がなく細胞の増殖や分化を促進する

・男女共に有効

成長因子のデメリット

・高価 60mlの容量で18000円(税抜き)

・開封したら冷蔵保管など管理が必要

エレクトロポレーションのメリット

・針を使わない施術のため痛みがない

・医療行為に比べて安価にできる

エレクトロポレーションのデメリット

・2週間に一度のペースで行う必要がある

・ホームケア機器を購入する場合30万程かかる

まとめ

成長因子による治療は、育毛業界における最先端の技術です。中でもFGF-7はヘアサイクルに影響を与えるためAGA治療においても注目されています。

 

しかし、FGF-7を直接頭皮に塗布しても、頭皮の表層にある角質層までしか浸透しないため、能力をほとんど発揮することができません。そこで役に立つのがエレクトロポレーションです。電気パルスで瞬間的に皮膚に穴をあけ、そこからFGF-7を注入するのがエレクトロポレーション。

 

注射と違って針を使用しないため、リスクがほとんどない安全な治療法です。発毛剤の副作用が気になる方や育毛剤じゃ物足りないという方は、是非お試しください!

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1988年1月22日生まれ 千葉県印西市出身 自毛植毛&AGA治療体験者   千葉県柏市に薄毛専門完全個室美容室『STAY』を開業。 過去6年間で薄毛に悩みを抱えたお客様を5000名以上担当。的確なアドバイスと悩みを解決するヘアスタイルをご提案できる美容師

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